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冊子版「青レンズ」を印刷し終わり丁合取って製本などしていた頃だったが、二日ぶりに仕事に出てゆくと事務局長代理のKさんから相談があると言われなんだろうと思っていたら、退職の勧告とまではゆかないのだが打診があったのだ。長い長い間俺は気の病で出勤が出来ないという日が多くあり皆に迷惑をかけつづけていた。昨年暮れ亡くなった恩人である事務局長Sさんがそんな俺を気にかけてくれ、病気なのだからいずれ好くなる、僕だって毎日高血圧の薬を飲んでいるもの、君の薬だって同じようなものだ、気にしないで無理をしないで出ておいでなさい、と言ったようなことを言ってくださり、その慈愛に満ちた温厚な姿勢はそのまま俺より長く勤めているKさんにも他の同僚I氏、KO氏にも伝わっていて皆親切に俺を認めてくれていたのはありがたくてならなかったが、やはり余りに眼につく所行であり、一昨年、昨年と新しい人間がふたり職員として職に就いてもいた。翌週のある日、もうかばいきれないと言うことなのか、会長からとにかくここはまず辞表を書いて出してもらって、と言い渡された。そうして四月一杯で一旦退職をということになった。
果て一旦とはどういう事だと思う向きもあろうから説明をしなければならないが、数ヶ月後にまた職場復帰をと、今度はアルバイトでしてくれと暗に言われているからなのだ。なあんだ、そりゃあ、結構な事じゃないかと言うことになる。週に三日、あるいは四日出てゆくことになる。ロッカーの中の荷物もそのままでいいとまで言われた。ありがたいことである。余りにありがたいのでいずれ罰が当たるんじゃないかと心配でもある。
風薫る五月は好きな月だ。今年はそんなことで五月は自由に振る舞える。
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2006.05.072
早いものでゴールデンウィークなるものが終わった。どこもかしこも人で一杯だった。 昨日は大宮へ人に会いに行ったがゆっくり出来る店を探すのに時間がかかった。 どこも人で一杯。ようやっと見つけたのがホテルの ラウンジだった。 ゆったりしたソファがありがたかった。 俺の休みは残すところ明日、そして明後日の二日間となった。 明日は新宿のオーディオユニオンへCDプレイヤーを買いに行く。 先日下見をしたら狙っている機種の中古品があった。 見ると商談中という札が架かっていて五月七日がリミットという話だった。 であるから今日午後になって電話を入れて様子を伺ってみた。 まだはっきりした答えはないようだ。明日ならはっきりするのではないかということだった。 次の番に入れておきましょうかと言われたのでそうすることにし電話番号と名前を告げ ておいた。 中古品は新品の半値だ。これは考える。新品が定価の一五%引きだと聞かされても やはり中古があるのではそちらに手を出したいと思ってしまう。 新品はメーカーに電話をして訊いたのだがいま在庫がなくなってしまって 制作中ということなのだった。新品はだいぶ待たされるだろう。 明日行って中古品がそのままになっているのを願うばかりだ。
今日は雨模様の日である。いつもならこのシーズン満開となる庭のフジが今年は 既に葉がモウモウと生い茂っている状態だ。花は少なかった。 どうにも難しいフジの手入れである。 いつ枝の剪定をすればよいのかとかいろいろわからないことが多い。 なたかご存知の方がおられるならばご教示願いたいものだ。
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2006.05.16
あっという間に一週間が経ってしまった。 年を取ってくると若いときより日が経つのが早く感じられる。 老人にその辺を訊くと若いときよりずうっと日が経つのが早いというのだからこれから ドンドンスピードが増してあっという間ということばさえいらないくらいになるのではないか。
この十日から仕事をしに出勤した。水木金の三日間だったが以前と比べて なにか違うものが自分の裡に入り込んだような気がしたものだった。 それを巧く説明できればいいのだがちょいと難しい。 十日はなにか久しぶりに仕事をするのが楽しかった。 午前中上司と打ち合わせを二時間ほどしたがそれもまた楽しい時間だった。 あとはいつものように図書の整理と本の包装に明け暮れた。二日目も三日目も同様であった。 そうして土曜から火曜までは休みになった。日曜日にいつもこれを書いているのだが 昨日はすっかり他の用事に時間を取られ書く暇がなかったので 月曜日の今朝これを記している。
先日久しぶりに新宿へCDを買いに行った。しこたま買ってやろうと意気込んで ディスクユニオンのジャズの店へ行った。いつも買うキース・ジャレット、チャーリー・ヘイデン、 ゲイリー・ピーコック、ブラッド・メルダウ、デイヴ・ホランドの皆が皆残念なことに 新譜がなかった。ただメルダウが「参加」しているCDは沢山あったのでこれらを買い込んだ。 それからマーク・コープランドのものは嬉しいことに数枚あってこれは大収穫だった。 あとは一九六八年頃よくピットインでその生を聴いた武田和命が渋谷毅などと やっているものや高柳昌行のものもあったので嬉しくなり買い込んだ。 ブラッド・メルダウの参加しているものは一、二枚よいのがあったが あとはたいしたことはなかった。 ピアニストのマーク・コープランドのものは皆よかった。たいしたものである。 この人を知ったのはゲイリー・ピーコックとのデュオのものをこのディスクユニオンで見つけて 聴いてからすっかり気に入ってしまった
聴いて良かったものは極私的に使っているノートパソコンに入れておき仕事中聴いている。 好きな音楽を聴きながら仕事をしているなんてなんて素敵なんだろうと いつもありがたいと思っている。 これで煙草が吸えて仕事が出来れば言うことはないが図書室は禁煙である。 当然だろう。
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2006. 5.22
ちひろ美術館へ「ありがとう!チョーさん 長新太展ナノヨ」を見に行った。 土曜日だから混んでいるだろうと思って開館十時に間に合うように行く。見に回る前に 珈琲とケーキをテラスでいただいた。暑い陽射しだったが緑が気持ち好かった。 数年前に安曇野ちひろ館と同じ建築家によって建て替えられたこの美術館は心地好い 環境である。隅々までその心地好さが行き届いている一級の美術館だと思う。 学芸員も優秀な人で固められているのも驚きである。 丁度庭の雑草を取ったり咲いている小さな花を集めている女性がいたが学芸員なのである。 集められた花々はテラスのテーブルや内部の喫茶コーナーに何気なく飾られていた。 そういう気持が嬉しい美術館である。
さてチョーさんだが、その初期から晩年までの作品が網羅されていた。素晴 らしいことだ。 俺は「ゴムあたまぽんたろう」とか「キャベツくん」などの作品が特に好きで見て いて飽きな いし笑っちゃうのである。 チョーさんは律義なひとで雑誌「話の特集」では創刊から最終号 (三二五号)まで一度も休まずにいた。 これはすごいことだと思うのである。 そうしてさすが土曜日、テラスを出て会場へ向かうともう人が結構 来ていたのだ。 チョーさん、よかったねと思わずにはいられなかった。 この東京展は七月二三日(日)まで開かれているのでどうぞ是非 チョーさんの 許へ行って欲しいと思います。
早いもので五月も終わりに近い。俺の仕事の方だが、梅雨の 前後に書籍の燻蒸作業と いうものがある。 テントのような物の中に本を段ボール箱に詰めた箱をいくつも入れて密閉し、内部の空気を 抜いてガスを注入する。 これでカビも虫も虫の卵も一遍にあの世行きとなるはずだ。 人もこのガスを吸うと同じようにあの世行きだから気をつけなければならない。 さあそろそろ冊子版「青レンズ」三五号を仕上げなければならない。
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2006.06.01
最近新しくパソコンを購入した。VAIOのタイプU(VGN-UX90PS)というもので 非常に小さい。普通の電子手帳を一回りほど大きくした液晶画面が付いている。 まだ発売されたばかりの機種なのでDVDドライブはまだ売っていない。 であるからソフトがインストールできない。困ったなあと思っていたら 以前買ったやはりVAIOのTRシリーズの時にDVDドライブを一緒に買ったことを 思い出し、そいつを引っ張り出して南無さんどうか使えますようにと祈りながら ポートリプリケーターにiリンク・コードを繋いでみたら大丈夫そうなので一太郎2006を インストールした。嬉しかった。これでソフトを入れることは解決したわけだ。 小さな画面であるのにウィンドウズ・XPプロフェッショナルがOSとして入っている。 生意気なくらいである。このタイプUは老眼の人には絶対に使えないだろう。 俺は老眼ではあるけれど近視の眼鏡を外せば文字を読むのはOKなので助かった。 それでも小さい文字である。ポイント数でいうと幾つになるんだろう。こんな感じなのだ。 こんな感じなのだ。これは5ポイントである。 キーボードがスライド式に現われるようになっているが親指で押し、慣れれば大丈夫だと メーカー側は言うがちょっとそれはきつい。まだ慣れていない面もあるけれど両方の親指 でやってくれとは俺だったら言わないね。その分スタイラスペンが付いているのでそれで キーをひとつひとつ打っていった方が効率はいいということがわかった。 現在毎日持ち歩いているのはタイプTというはやりVAIOのPCなのだが、電車の中で開 いて使うという気にはならない。その点このタイプUは電子手帳でも開いているんだろう、 位なもので非常にいい感じなので早く慣れたいものだと思う。 出来ればウィルコムのエアーHを装着してWebやメールなんかをやってみたいと思う。
スタイラスペンを使って液晶画面を打ったりしていると昔IBMが出して俺も手に入れ 何とか100だったか、機種ははっきりしないがあれを思い出さずにはいられない。 あの使い方に非常によく似ている。文字の大きさはもっと大きかったけれどあの機種は 今は全く電源も入らないけれどまだどこかにしまってある。 今度取り出して並べてみてニッコリしようかなあ。
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2006.06.06
今日は俺たちの一人娘の誕生日だ。三十五歳になる。まだ結婚はしていない。 じっと我慢して見守っているしかない。
四十歳を境にして夏痩せというものをしなくなった。それからドンドン腹が 出始めみっともない身体の線になってしまった。 そのまま放っておいたものだから腹はドンドン膨らんで嫌になるくらいの体型 になり人に会う度太ったわねえと言われるようになった。 これではいけないと歩き出した。 夕食後、一時間ほど経ってから三十分ほど家の近くを歩いたのである。 効果は半年ほどして出てきた。腹が引っ込み始めたのだ。 それをいいことにまた歩くのをさぼり始めまた元の黙阿弥。 出っ腹は変わらなくなった。
二年ほど前から生活のパターンが変化した。朝早く起きるようになったのである。 それで出勤の折りにバスで駅まで行くのを止めて歩くことにした。 夏にこれを始めたので仕事場に着くとシャツがびっしょりになったので換えを持って いきびっしょりシャツを洗って干した。それを翌日の換えに回すことにした。 これがまた功を奏して腹が引っ込み始めた。 で、またしばらく歩くのを止めるとまた出っ腹。イタチごっこだ。
現在は週に三日出勤の折りに歩いている。休みの日にも歩くようにしている。 少しだが効果が現われている。 何時だったか体重計の上に乗ってみたら三キロ減っていた。 それだけでも随分時間がかかった。 今はただ歩くのみである。体重は計っていない。 一年とにかくつづけたいと思う。本当に自分の腹を見るとイヤになる。 駅までは三十五分ほどかかる。
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2006.06.12
六月も早十二日。入梅にもなって庭のアジサイが咲いている。フジの棚はものすごい 勢いで葉が茂っている。幸い今日は雨は降っていない。どんよりとした曇天である。 午前中、いつもの歩きを三十分だがしてきた。駅まで行かずグルリと近所を回って 丁度三十分というコースを自分で見出したのでそこを歩いてきたのだ。出勤の日は、 バスに乗らずにバス通りを駅まで歩く。 三十五分くらいだ。これから段々暑くなり梅雨も終わって本格の夏になると駅迄だけで 汗をびっしょりかく。 仕事場に着いて替えのシャツに着替えるとスッキリと気持ちが好い。 びっしょりシャツは洗って外に干し翌日の着替えのシャツになるという具合である。 そういう生活がすぐそこまで来ている。待ち遠しい。
七月生まれとあって夏は大好きだ。クワーッと来る陽射しの気持のいいこと。 早く梅雨が終わって夏がやってこないかなと楽しみにしているほどである。
結婚するまで生家で俺は過ごした。一人暮しの経験はない。生家では屋根裏に俺の 部屋があった。立ち上がると頭が屋根にぶつかりそうであった。 屋根はトタン屋根であったから暑いのなんの。たまったものではなかったがここで俺は ドラムの練習を熱心にしていたものだ。 いるだけで汗が噴き出してくるところでの練習は自虐的であった。 しつこくしつこくシンバル・レガートを練習する。 汗ダラダラでの練習は逆に気持ちが好かった。
机の前に安いスピーカーを置きレコードプレイヤーでロックやジャズを聴いていた。 ドラムセットが手に入ってからはここで平気でドラムを叩いた。 すぐ下の部屋では生まれたばかりの甥っ子が寝息を立てているはずだったが 構わず俺は練習をしたものだ。
あんなに練習をしたのに、度胸がなかったせいなのか、元々才能がなかったのか、 どうしても標準的なドラムの技の域に達することが出来なかった。 いくら練習しても練習してもシンバル・レガートのスピードが増すことはなかった。 あるところ以上の速さで打つことがどうしても出来なかった。 いま思っても不思議なのだが何故出来なかったんだろう。 ヤマハで富樫雅彦の授業を一緒に受けていたつのだヒロに後藤君 シンバル・レガートがきれいだねと言われていたというのにスピードが増さなかった。 悔しかったがいくらやっても駄目だった。 富樫さんがあるアクシデントで授業が続けられなくなった のを機にヤマハを辞め段々ドラムそのものからも遠のいていき やがてすっかり止めてしまった。
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2006.06.18
練馬からバスに乗り中野へ向かう。 ブロードウェイにあるCDのセコハン屋へ行くのだ。以前行ってしこたまいい盤ばかり 見つかって大喜びをして買った覚えがありそれが忘れられなくて穴蔵のように小汚く なったブロードウェイに入り込んだ。 一階のエスカレーターに乗れば三階まで直通で行ける。店は三階にあるのだ。 昔は旭屋だったはずの本屋がいまでは明屋書店になってしまっている。 最近出たという夫馬基彦を探したがなかった。駄目な本屋だ。 店の名は知らない覚えようともしないそのセコハン屋で俺はなにを手に入れたか というとマイルスの昔持っていたアルバムである「クッキン」と「リラクシン」、 それからミンガスを四枚、懐かしい豊住芳三郎二枚、 それから加古さんがこれも懐かしい高木元輝とのフランスでのライヴ盤などだった。 今日はこんなところだなとばかりにばばっちいブロードウェイを出て駅へ向かい 東西線で高田馬場のムトウへ行った。 コルトレーンのプレステッジ盤のCDボックスに食指が動いたが止めにして Brad Melhdauもキースも新作はなく寂しい思いをしながらリー・コニッツを数枚、 ジャック・ディジョネットがラリー・ゴールディングス、ジョン・スコフィールドとでやっている あの五十一歳で亡くなった天才ドラマー、トニー・ウィリアムスの追悼コンサート盤 2枚組を買った、そうしてCharlie Hadenの三十六年ぶりに集まって作ったという リベレーション・ミュージック・オーケストラも手に入れた。 Brad MelhdauのDVDでもないかと見ていたらソニー・ロリンズのライヴ盤、 それからミンガスのモントルーでのライヴ盤があったので買った。 見るのが楽しみなDVDだ。
DVDはまだまだこれからドンドン出てくるのではないかと思うがどうだろうか。 マイルスの古いのなど見たいものだと思う。 古いと言ったって一九六四年頃のものでいいのだが。きっとあるはずなのだが。
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2006. 7.10
第三一回光晴忌が一日、吉祥寺の東急インの三階の会場で開かれた。 仕事の関係で二度も行けなかったので久しぶりの出席となった。 随分多い出席者であり顔を知らない人の数も結構いた。 そうして直弟子の人たちも皆老けた。 第一部は山梨放送で放映された光晴のドキュメントがヴィデオ上映された。 舞踏家の田中泯が先導役として出演していたが俺にはいい印象を与えて くれなかった。 ただのナレーションで充分な気がしたものだ。 金子一家は戦時中、山梨の山中湖畔の旅館平野屋の離れで暮らしていた。 そこで赤紙の来た一人息子の乾に対して応召されないよう金子はひどいとも 思える仕打ちを息子に対して行なった。 喘息持ちだった息子を部屋に閉じ込め松葉を燃やして煙でいぶしたり、全裸で 酷寒の外へ出したりなどして身体を兵士には向かぬようしたりした。 その甲斐あって乾は不合格で戦争に行かずにすんだ。 そこまで徹底して金子は国に対して抵抗をし、ここで反戦詩を無数に書いた。
会の世話役である原満三寿さんが会食の時に俺のところへ来て飯島耕一が ひどい鬱になってしまって困っているという。 階段から転げ落ちて鼻血を出したり全く外へ出られぬ状況にあるというのだ。 飯島氏は金子の会に出てくるようになって以前鬱が治ったという人だが どうしたらいいのか俺にはわからない。 二次会はいつものように既に会場が決まっていて今回は井之頭公園脇の 焼鳥屋だった。ここで既に酒の入っている人はまたまた呑み始めていた。 俺は下戸なのでウーロン茶を飲んでいたがある人に飲んでは吐いて飲んでは 吐いてを繰り返せば飲めるようになるよと言われてしまった。 こういう人はどこの会場にもいるもので困ったものだ。 ホームページの話どころではなくなってしまった。
伊藤秀男さんの個展へ向かうため原宿から骨董通りを目指した。 潮君も大きくなってるだろうなあと言うと暦が潮ちゃんも京子さんも来ないわよ と言うのだ。おかしいなと思っているとその日のビリケンギャラリーでの会は なんと長新太さん追悼展覧会なのだった。 それに秀男さんも出品しているので顔を出すと言うことらしい。 そうかそうだったかと思いながら道を急ぎ会場へ着いてみるともう狭い ギャラリーは人で一杯で秀男さんがビールを飲みながら迎えてくれた。 長さん自身の原画も飾ってありあとは二十人くらいの画家が長さんを追悼して 様々な長さんが描かれているのだった。 宇野亜喜良さんも会場へやってきておられ数刻後、 暦と茂田井の話をしておられた。和気藹藹の楽しい会だった。
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2006. 7.16
学校ごっこと言うところへ行っている。中山千夏、永六輔、小室等、 矢崎泰久がそれぞれ講師になって一期五ヶ月で月一回の授業が開かれている。 この七月で第九期が終わりを迎える。 俺の通っている授業は矢崎泰久さんのジャーナリズムについての授業だ。 第二期からずうっと通っている。場所は国立競技場近くの青年館だ。 だいたい矢崎先生の授業は生徒が六〇人から七〇人だ。 今までクラス雑誌を一冊発行し、その勢いに乗って「話の特集二〇〇六」という 実際に発行されていた雑誌の特別版を公刊した。 俺も編集委員に加わって伊藤秀男さんの絵をグラビア頁で入れてもらった。 今期に入ってからノートパソコンを持参してそれでノートを取っている。 ついでに矢崎先生のブログが立ち上がったのでそれをコピーしてきて 貼り付けている。 それからいつも読んでいる藤原新也のホームページからそのトーク (日記のようなもの)もこのノートに貼り付けている。 もうノートは百頁を越えてしまった。 矢崎先生と言えば辛口で世の中を批評する。右翼の刀にも負けなかった 「話の特集」時代の編集長である。気骨がある。 だが今のひ弱いジャーナリズムは先生の意見を無視し続けている。 これは本当に残念なことだ。現在の世の中では言論は自由では決してないのだ。 一度矢崎泰久先生のブログを覗いて欲しいと思う。 アドレスは http://taikyu.blog53.fc2.com/ である。 考えなければいけないことが毎回こちらへ発信されている。 声を大にして叫 ばなければいけないことなどもこちらへ向けられる。 日本の今のジャーナリズムは真のジャーナリズムではない、 と言うことがよくわかる。どうか一度覗いて読んで考えてみてください。
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2006. 7.25
小学生の頃から使っている蛍光灯のスタンドが先日コンセントに 差し込んだときにショートした。いま見てみると線が中でくっついている。 それでコードを引き離し線をまとめて修理して見事復活した。 何十年もの間使っているスタンドだがたいしたものだ。 まだ充分に使えるのだから。 この分だと俺が此の世からいなくなってもまだあれは存在し使用に耐え るかも知れない。
昨日は俺の誕生日で五八歳になった。 俺には信じられない年齢であってあと二年で還暦になるのだ。 還暦まで職員でいられると思っていたが計算違いがあってなんとそれ以前 に退職となってしまった。週三日の出勤。週四日の休み。 仕事は相変わらず図書の仕事でこの頃は書籍の燻蒸をしている。 いまその二回目をしているところだ。 一度燻蒸装置の中に本を入れてしまえば約二週間そのままにしておくので その間、本の中性紙包装をしているが包装用紙と紙紐が偶然なのか一緒に なくなってしまいいまは中性紙を切るのと紙の紐を切るのとで忙しい。
ジャズが好きである。ピアノの練習もいつかジャズをと思って練習に励んで いたが先日音楽理論を教えて欲しいと友人の編曲家に頼んだところ、 学校へ行けばいいじゃんと言われた。そうか、そういう手があったのだ。 若い頃ドラムをやっていたがティーブ・かまやすのジャズ学校でドラムを 習っていた。そのあとヤマハで富樫雅彦に習ったが富樫にアクシデントがあって そこで止めてしまった。 それから自分の腕がこれ以上上がらないだろうと判断してドラムそのものを止めた。 だが今度は事情が違うぞと思っている。今度はやれる気がしている。 いま学校を物色中である。
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2006. 8. 6
梅雨が明けて夏がやってきた。待ちに待った夏だ。 俺は夏生まれだからかどうか知らぬが夏が好きだ。 先日記念館に併設しているマンションの管理人の親父が、 なんだその腹はと言われてガックリ。 歩いてるんですけどねえと言うとプールが一番いいよ、と言う。 そうか、プールという手があったなと思った。 幸い自転車で五分ほど行ったところに区立のプールがある。 以前何度か行ったことがあるがそれも随分前の話だ。 早速休みが入った日に行ってみた。 土曜日の午前中は小学校の子供達は無料だというのでガキばかりいたがそれでも 泳ぐことは出来た。 コースが別になっているので泳ぐ人間はそちらへ行けばいいだけのことでガキどもから 離れていられるのがありがたい。 久しぶりなのでクロールの息継ぎが巧くいかない。 平泳ぎに代えたり仰向いて脚だけで進んでみたりする。 俺としてはこの仰向けで泳ぐのが一番好きだ。気持ちがいいといったらないのでね。 天井はその日は開いていて空が見えるので余計気持ちが好かった。 ここの監視員は大丈夫なんだろうなと思った。先日また悲惨な事故が起きたばかりだ。 毎年ああいう事故が起こるというのはどういうわけなんだろう。 一時間単位なので正味泳いだのは四〇分にも満たないだろうが気持ちが好かった。
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2006. 8.17
今日で夏休みは終わりである。短い夏休みだったが充実していたと思う。 友に会い語り合った日、寄ったセコハンの店でCDを買ってしまった。 「愛 LILY」、宇崎竜童、井上堯之、かまやつひろしの四枚。 かまやつのは自叙伝みたいな感じで堺正章が彼との出会いなど語っている トラックもあった。みんなもういい年になってしまった。 かまやつはグループサウンズの前のロカビリー時代の人だから芸歴は長い。 マチャアキがスパイダーズに入ったときかまやつが「おまえが境俊二の息子か」 と言われたそうで「おまえがティーブ・かまやすの息子か」と言いたかったが 言えなかったなんてことを言っていた。LILYは懐かしい歌手だ。 ベースを弾きながら歌った「私は泣いています」がヒットしたけれどなんと その曲が入っているアルバムだった。これはデビューアルバムなんだろうか。 なんとなく悲しい曲ばかり入っている。 もっとハスキーな声だと思ったけれどそうでもない。 宇崎竜童はばっちりロックンロールをガンガン歌っているアルバムだ。 井上尭之のアルバムはギターの弾き語りである。 いい年になって人生を振り返っているような内容だがなかなか味わい深いぞ。
五月からこっち、水曜、木曜日を休んだのは初めてだ。 明日の金曜日に出勤してまた四日間の休みに入る。 昨日は友人のある女性に久しぶりに会った。 渋谷の東急の三階にあるティールームでたっぷり話を聞いた、話をした。 彼女は俺と一緒の鬱気味の女性で話がお互いわかりやすい。 この頃眠れないので薬を飲んでいるがそれでも効いてこないという悩みを抱えていた。 三十を過ぎた息子と娘のふたりの子供はまだ家にいる。 それもストレスになっているに違いないのだが。 俺と同じ先生にかかっていて面談をし薬を処方して貰っている。 先生をもっと信じて時間のことなんか気にしないでドンドン悩みを言うべきだと 俺は言ってやった。 先生は話を真摯に受けとめ考えてくれるはずだからと。 そうして自分をもっと信じて眠れる!と思って薬を飲むようにすれば効くはずだよ、と。
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2006. 8.20
先日新宿のディスクユニオンでセコハンのJポップの105円コーナーで りりィのアルバムを手に入れた。「愛LILY in PAB」と言うものだった。 彼女はずうっと気になっていたがようやく初めてのものであったが手に入れることが出来た。 聴いてみると1曲聴いたことがあるなあと思ったのが「私は泣いています」であった。 他にも彼女のアルバムが105円コーナーではないところにあったが金がなかったので 手に入れることが出来なかった。 後日、仕事の帰途久しぶりに新宿まで歩いて店に寄りりりィをと見ていたがなんと1枚も手に 入れることが出来なかった。 悔しいのでジャズの店へ行ってまだ手に入れてなかった e.s.t. を二枚買った。 それから南口際のビルにあるタワーレコードへ行ってみた。 なんとここでりりィを三枚手に入れることが出来た。あるところにはあるんだなあと思った。 もう廃盤ばかりなのではないかと心配なのである。 「リリシズム」、「Dulsimer」、「ゴールデン・ベスト」の三枚だ。
今日になってネットで色々調べてみて彼女のことが随分わかったのは収穫だった。 七二年にデビューし七四年「私は泣いています」が大ヒットし一〇〇万枚を越えたという。 テレビでベースギターを弾きながら歌う彼女の姿が格好良かったのを覚えている。 是非全部のアルバムを手に入れたいと思っている。 どうかなあ。セコハン中心に見ていかないとないかも知れないなあ。
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2006. 9. 3
早朝、起きて部屋へ来るとガラス戸が開けてあるので涼しい空気が入ってきている。 夏も終わりなのだなあとつくづく思う。今年は吉山一家と一日、どこか緑多い山とか 温泉などへ行くことがなかったので夏を過ごしたという気がしない。 けれども夏は終わりつつある。 季節の変化で具合が悪くなることが多い。秋の入り口は要注意なのだ。 仕事のことを考えると行きたくないなあと言う気が出るのもこの季節の特徴だ。そ れでも週たったの三日間の出勤だ、がんばらねばならない。 晩は早寝なので夕食は本当に簡単なものにすることにした。モズクと豆腐四分の一。 だいたいこんなものだ。 夕食後すぐ寝ることになるので満腹でも腹八分目でも食べないようにしようという考えだ。 そうして出勤の日は駅まで歩く。 最近は大股で歩くようにしたので以前より時間がかかって四〇分くらいかかる。 駅へ着くまでに汗でびっしょりになる。 そのまま仕事場のある千駄ヶ谷まで行くわけだが仕事場へ着いても汗は引いてはいない ので着替えることになる。着てきたシャツは洗って干しておく。 翌日また着るためのシャツとなる。
今月からまた学校ごっこが始まる。一〇期目となり今回で一応終わりとなると言うことだ。 俺は二期から通っているがまだまだ続いて欲しいと思っている。 来期は本当にやらないのか心配だがなにか学校側で考えているはずだ。そう思いたい。 このまま終わりにしてしまうのは惜しくてならない。
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2006. 9.16
学校ごっこ第一〇期が始まった。今期が最後だそうだが残念である。 先日一回目の授業があったが宿題が出た。「天皇」について書け、と言うのだ。 人前で天皇について話をしたことがないが天皇制には大反対である。 生け花や茶道も歌舞伎もまた天皇制を踏襲している組織だ。大嫌いである。 その俺が小学生の頃、いまの天皇が皇太子の頃だ、美智子さんと結婚したが なんとそのときの記念切手を買った覚えがある。そ れはいまではどこに行ったのか消息不明である。それでよかったと思う。 今回次男坊の子供が無事生まれてそれ自体は良かったと思うが、男子誕生やら沿道の 国旗振りの馬鹿騒ぎ、マスコミの馬鹿騒ぎには反吐が出る。 もっとやることがあるんじゃないの?と言いたいくらいだ。
日本の国はこれからもアメリカとの蜜月を続けるのだろうか。いい加減にしてもらいたい。 自衛隊という名の軍隊をこれからも益々のさばらせるつもりなのだろうか。 その内軍服を着た国防大臣が現われるのではないか。
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